フィジオマキナとニコンソリューションズとのMPS領域での協業に関する基本合意書の締結

フィジオマキナとニコンソリューションズとのMPS領域での協業に関する基本合意書の締結
フィジオマキナ株式会社(注1)(以下、フィジオマキナ)と株式会社ニコンソリューションズ(注2)(以下、ニコンソリューションズ)は、このほど、MPS(注3)領域における新たなソリューション創出に向けた協業に合意しました。
フィジオマキナの強みであるTissUse社(ドイツ)の日本国内の総代理店として、同社の HUMIMICの納品からサポートまでを自社完結できる技術力と、ニコンソリューションズの強みである既に実用化が開始されているMPSのイメージング技術を活かし、様々な多臓器連結によるMPS試験系でのイメージングにより新たなソリューションを提供してまいります。
【背景】
2004年の欧州での化粧品の完成品のための動物実験禁止を皮切りに、近年では米国でも2020年にカリフォルニア州で動物実験を行った化粧品の輸入・販売が禁止され、昨年2024年12月にはFDA 近代化法 3.0が上院を可決するなどMPSを必要とする機運は一層高まっております。
フィジオマキナとニコンソリューションズは、MPS領域でのソリューション創出に向けた協業の取り組みを通じ、さらなる関係強化とビジネス拡大を目指していきます。
【今後】
両社はフィジオマキナ取り扱いのTissUse社製 HUMIMIC、ニコンソリューションズ取り扱いの顕微鏡を使用したMPS評価のアプリケーションの作成、湘南ヘルスイノベーションパークをはじめとした各社主要拠点での、装置のデモンストレーションなどMPSに関するソリューションを提供していきます。
【注釈】
注1 フィジオマキナ株式会社:
本社 埼玉県越谷市、代表取締役社長 田辺 諒
注2 株式会社ニコンソリューションズ:
本社 東京都品川区、代表取締役社長 園田 晴久
注3 MPS:
MPS(Microphysiological system)とは、MEMS(micro electro mechanical systems)技術を用いて作
製された微小な空間に、生体(in vivo)に近い培養環境を再構築したin vitro培養系です。
[ 引用文献 ]
Microphysiological system(MPS)の期待と現状
日薬理誌(Folia Pharmacol. Jpn.)154,345~351(2019)©日本薬理学会